ゼロから1をつくる学生エンジニアのためのリーン・スタートアップ勉強会を開催しました!
前回のリーダブルコード勉強会に続いて、今回は
SEゼミ | ゼロから1をつくる学生エンジニアのためのリーン・スタートアップ勉強会
を開催しました!
開催の趣旨や内容は先のエントリーにも記載していますが、学習効果としては、
「プロダクト開発の流れとフィードバック・ループを回すことが身体でわかる」
これを実践できるよう考え、実施しました。
何をしたのか
今回は「実際にフィードバック・ループを回す」という経験を積んで頂くために、ユーザーインタビューを実際に行うことを盛り込み、2日間にわたって実施しました。
■勉強会で設定した課題
スポーツ / 大学教育 / 家族 から一つ選び、ウェアラブル端末を使った新しいアプリ/サービスのプロトタイプ(Skit[寸劇])を開発してください
■1日目にやったこと
- (レクチャー) リーン・スタートアップとは
- (レクチャー) アイデアの作り方
- 企業におけるリーン・スタートアップ事例(楽天様より) 「10%ルールがチームになるまで」
- (チームワーク) テーマ決定 & チーム分け
- (チームワーク) 強制発想法を使ってチームで解決したい問題を出す (3コ以上)
- (チームワーク) 出来てきた問題を構造化し、レバレッジポイントを特定
- (チームワーク) レバレッジポイントの解消ができる仮説・アイデアを考える
- (チームワーク) その仮説・アイデアを成り立たせる前提条件を考える
- (チームワーク) その前提条件をユーザーインタビューで確かめる
- (チームワーク) インタビュー結果をもとに前提条件/レバレッジポイントを再考
■2日目にやったこと
- (チームワーク) 前提条件をクリアできれば、引き続き、仮説・アイデアをインタビューで確かめる
- (チームワーク) インタビュー結果をもとに仮説・アイデアをピボット
- (チームワーク) アイデアをプロトタイプ[Skit(寸劇)]にする準備を行う
- (チームワーク) そのアイデアに至った経緯を発表する準備を行う
- (各チーム発表) Skit と ピボット履歴を発表(Q&A含む) & レビュー
- 懇親会
すでに受講された学生の方が、わかりやすい参加レポートを出されていて(主催側として脱帽)、こちらと一緒にご覧いただくと、掴んで頂きやすくなります。
リーンスタートアップ勉強会に参加してきました - あーあーそのー
トレーナーにはIT企業向けにこの内容を実施されていた 志賀 澄人 さんをお迎えしたのですが、特に「アイデアの作り方」では、人×物×場所=結果 で強制的に問題を発想するというもので、初めて会う方々同士のチームでアイデアを出すメソッドとしては非常に有用でした。
また、今回の勉強会では、
(1) 発表するプロトタイプは「Skit(寸劇)」にすること
(2) 実際にユーザーインタビューをすること(街頭に外出も含む)
この2点を予告無しに実施しましたが、(1)はまだしも(2)がやはり心理的なプレッシャーがあったようです。
あわせて、実際に外に出てしまうと、トレーナーの眼が届かないこと、また企業の研修と違い、はじめて会うメンバーが大半であり、さらに、はじめてリーン・スタートアップをやるとチームワークが破綻する可能性が大です。
そこで今回もメンターをアサインする必要があったのですが、現役エンジニアや権威が側にいると頼ってしまい、どうしてもチームの主体性が失われる(=身につかない)、また社会人という身分を隠してチームに入ると浮く(当たり前...)ので、個人的に親しい KMD:慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 の院生の方々に依頼したところ、3名の方が駆けつけてもらえることとなり、実際にステルスメンター(完全な造語)としてチームに入っていただきました。
▶本当に激しく優秀な方々だった。スゴイぜ、KMD!! ありがとう、KMD!!!
どんな方が参加したのか
前回のリーダブルコード勉強会で参加された学生エンジニアの方々と、新しく参加された、やはりエンジニアな学生に加え、今回は上記KMDの3名の院生が参加さ れました!(ちなみにハタチの高専生の方もいた!!)
また受講前のリーン・スタートアップに対する理解は下記のアンケート結果をご覧ください。
(n=11)
ただ、開催した 7/26-27 は大学の前期末でテストやレポートが重なる時期ということもあり、前回に比べ、1/7ほどの11名のご参加となりました。
今回のレポートを機に、ぜひ次回を希望する声が上がってくることを切に願っております!!
▶企業や大学で出張講座もできますので、ぜひぜひお声掛け下さいませー!!
どのような結果が得られたのか
今回もアンケートを行いましたので、その結果をもとにどのような効果があったのかを検証するとともに、参加した各チームがどのように学え、ユーザーインタビューでどのように検証し、ピボットしていたのか、2日目の各チームの発表資料を掲載します。
■アンケート結果
Q.勉強会の全体的な参加満足度をお聞かせ下さい
前回と同じく満足したというご回答が多く、合格点は頂けたかと思っています!
Q.想定していた内容との違いをお聞かせ下さい
予告していない部分(ユーザーインタビューなど)があったので、それが良い評価に繋がったのかも知れません。
Q.勉強会の感想やご不満、改善点、その他具体的にコメントしたいことをご入力下さい。
- とても面白い勉強会で大変満足しています。新しい学びが多すぎて脳が喜びを感じています笑 自分が考えに考え抜いた考えが覆されるという経験ができ、検証の大切さを深く感じました。ありがとうございます!
- 実際に外にインタビューしにいくとは、考えいなかったので少々と緊張し尻込みしてしまいました。 しかし、実際に行うことで度胸も踏まえて様々なことを学べて本当によかったです。
- ちょっと時間が足りなかったかもしれないです。といっても2日間だと難しいので、サポートをもう少し強めにいれる...など。 アウトプットで出すものの評価基準が事前に欲しかったかもしれません。実現性をみるのか、事業可能性までみるのかなど。
- プロトタイプというのがどこまでを指すのか、よくわからなかった。 実際に現地で聞き込みをするという取り組みが良かった。いい経験になった。
- 手厚いサポートを受けることができた。テーマによってはフィールドワークしづらい。
- なんだかんだ楽しかったです。時間的にしょうがない部分はあるのですが、検証や実際のMVPまでできるとよかった。
- リーンと聞いていたのでマネタイズなどビジネス面も学べると思っていたのでそこは不満だった
- ウェアラブルデバイスというお題があることでLEAN STARTUPの勉強が若干阻害されてしまっていました(アイデアの自由度が減って)。
- 時間が足りなかった。もっと時間を使ってサービスを突き詰めていきたかった。 初めて会う人と意見を出し合って活動するのはとても楽しかった。
- 思っていたよりもずっとグループワーク色が強かったので,非常に勉強になった.グループワークだと,自分の立ち回り方が難しく,今後の自分の課題として認識することが出来た.
- 色んな人とチームを組めるような構成だと有り難いです
今回は参加人数も少なかったので、全掲載しましたが、こちらのガイダンスが不足していた部分や、言葉の定義が曖昧だった部分があり(プロトタイプ,MVPなど etc.)、トレーナーとのすり合わせが必要だったと反省しています。
#ウェアラブルガジェットの質問もしていたのですが、そのお話はまた次回に
■メンター効果
前述のとおり、ステルスメンターにご参加頂いていたのですが、懇親会時に参加者にはお伝えし、全員で感謝を述べましたが、評価としては上述のアンケート結果には含めていませんでした。
ただ、参加者の方が関連してtweetしていたのを拝見すると、ほぼ狙い通りに進んだようです!!
今回はグループワークだったんだけどメンターが紛れ込んでるという仕掛け付きで学びがマジブーストされてた。マジアツい。
— Genki Sugimoto (@GenkiSugimotoJP) 2014, 7月 27
改めて、メンターを引き受けていただいたKMDの3名の院生の皆さん、ありがとうございました!! (id だしたい!)
■発表資料
検証・インタビューを経てどのような気付きや学びがあったのか、チームのピボットの履歴を発表して頂きましたが、やはりユーザーにどのような内容を質問するのか、Yes/Noではなく、ストーリーで聞くというのが非常に難しかったようです。
またインタビュー回数が多く、気付きを得られているチームほど、ユーザーシーンが見えるプロダクトになっているように感じました。
・家族をテーマとしたチーム
・大学教育をテーマとしたチーム
・スポーツをテーマとしたチーム
■参加レポート
また勉強会に参加いただいた学生の方に参加レポートを頂いていますので、ご紹介します。
もし他にも書いたよーという方がいらっしゃれば、ぜひお知らせ下さい!! (8/4追加)
SEゼミ「リーンスタートアップ勉強会」に参加してきました #sezemi - Uncovered Gearbox
リーンスタートアップ勉強会に参加してきました - けんちゃぶ.log
まとめ
学生エンジニアのためのリーン・スタートアップ勉強会を開催し、実際にフィードバックループを回すようにプログラムを組んで実施してみたところ、そのユーザーインタビューを行うという活動が評価をいただき、あわせてリーンのフィードバックループに慣れるということに繋がりました!
2日間にもわたる勉強会にご参加いただいた学生エンジニアの皆さま、メンターとしてご協力頂いたKMDの強者の方々、本当にありがとうございました!!
あわせて参加人数が激減した上に、新規に参加された方が少なかったにも関わらず、スポンサーとして開催を快くOKいただいた楽天様、本当にありがとうございました!!
そして、リーダブルコード勉強会やリーン・スタートアップ勉強会は企業や大学、高専などで出張講座も可能です!!
大事なことなので (ry !!
さて、次回はいよいよ今までの勉強会で得たインプットをもとに、アウトプットしていただくハッカソン、ウェアラブルガジェットパーティです!
8月開催としていましたが、諸事情あり、10月に開催することになりました!!
ぜひご期待くださいませ!
プログラミングが好きな学生のためのリーダブルコード勉強会を開催しました
先日の7/6をもち、表題の勉強会を終了しました! ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!!
すでにクリアコード様からも開催レポートを頂いていますので、ここでは主催した立場から振り返りたいと思います。
■なぜ企画したのか
1.
そもそも情報系学生や学生エンジニアの方は本やインターネットで学べることは欲していないので、個人の学習ではカバーがしにくく、またインターンに参加する前に必要なスキルが学べることを主題として、勉強会のテーマを考えていた
2.
情報系学生や学生エンジニアの皆さんはプログラミング好きが本当に多く、その一方で、レベル感の尺度として、プログラミングコンテストが重要視されており、そういったプロコンとはまた違った角度でプログラミングの魅力を感じてもえらるテーマがあればと考えていた
3.
チーム開発する際、個人プレーの集合体となるケースが多く、チームでコーディングするきっかけがあればと考えていた。また途中でコーディングスキルの差から、手が止まり、他のことをしている方も見受けられ、その解消法もあればと考えていた
こうした背景をもとに、リーダブルコードをテーマとすることで、アルゴリズムの追求や正確性だけではない、「読みやすさ」という尺度が加わり、それが現場に繋がるということも感じられ、またコーディングスキルを上げようと思うキッカケができると考えました。
■トレーナーにお願いしたこと
まず誰にお願いするのかに関して、コードの読みやすさの基準は主観が入りやすい領域なので、その原点となっているリーダブルコードの書籍関係者が解説するのが、一番響きやすいと思い、巡り巡って、クリアコード・須藤さんとお会いすることができ、登壇頂けることとなりました。
▶あとから振り返ってもこの出会いが一番大きかったです
▶キッカケを作って頂いた皆さま、本当にありがとうございました!!
そこで、須藤さんにお願いしたのが、1日という短期間では身につけるまでは到達できないため、
(1) リーダブルコードのキッカケを掴んでもらうこと
(2) コードの「読み手」となる仲間を作ってもらうこと
これを勉強会で達成したいとお願いしました。
(あとは特定の言語に縛られないこと →これが結構、難しい)
その打合せを経て、須藤さんにご検討いただき、実施したのが下記の内容です。
→6/22のプログラム 勉強会の流れ
→そのプログラム結果 SEゼミ - リーダブルコード勉強会(1回目)を開催 - ククログ(2014-06-23)
→7/6のプログラム 勉強会の流れ
→そのプログラム結果 SEゼミ - リーダブルコード勉強会(2回目)を開催 - ククログ(2014-07-07)
■誰がやったのか
定員30名で企画したので、トレーナー1人だと参加者1人1人までサポート出来ない(一般にはマシン実習を行う場合、20名までが適度と言われる)と考え、もともとメンターが必要となる背景がありました。
たまたま読んだ記事(*)も参考にしながら、スポンサー企業からメンターをお呼びすることで、企業ブランディングにも好影響を与えると仮説をたて、メンターのアサインを各スポンサー企業にお願いたところ、全社にOKを頂けました!! 本当に感謝です。
(*)エンジニアチームでブランドを築く - ワザノバ | wazanova
▶本勉強会に集まっていただいたトレーナー&メンター陣!!
クリアコード様より
・kou (Kouhei Sutou) · GitHub さん(トレーナー)
・piroor (YUKI "Piro" Hiroshi) · GitHub さん
楽天様より 楽天株式会社: Rakuten Internship for Engineers 2014 < 採用情報
・Shogo Kawahara (ooharabucyou) on Twitter さん
DeNA様より TechStuDIG2014 | Recruit | 株式会社ディー・エヌ・エー【DeNA】
・sunaot (Sunao Tanabe) · GitHub さん
クックパッド様より 【エンジニア・総合職向け】5-dayインターンシップ / スマホアプリ開発 | クックパッド株式会社
・makimoto (Shimpei Makimoto) · GitHub さん | 6/22にご参加
■参加人数とプログラミングが好きな学生の得意言語
クリアコード様やクックパッド様の開発者ブログに取り上げて頂いたことで、技術コミュニティで一部話題となり、受付開始から3日で20名の申込を頂いたことが、運営者的には非常に助かりました。
(オライリー・ジャパンさんのうれしいフォローで先読みキャンペーンも滞り無く実施できた!)
そして公開から2週間で満席となり、日程を急遽追加し、結果的には71名もの学生の方に申込をいただき、57名にご参加頂けました!
その申込の際、得意言語を3つ挙げていただき、1つめの言語を3点、2つめの言語を2点、3つめの言語を1点としてスコアリングした最終結果(全順位)が下記の通り。
1位 Java 86点
2位 C 70点
3位 Ruby 68点
4位 Python 53点
5位 C++ 28点
6位 Objective-C 23点
7位 PHP 22点
8位 Node.js 11点 / JavaScript 11点
10位 Perl 6点 / C# 6点
12位 ActionScript 3点
13位 COBOL 1点
※Java/Ruby/Python/PHP/Perl/C++/C/Objective-C/Node.js/その他 が選択肢
※その他の場合は記入式で回答
■ご参加頂いた方の参加アンケートをもとにした評価
全体的な満足度は下記の通りとなります。(56名がご回答)
Q. 講座の全体的な参加満足度を教えて下さい(バーをスライドする形式)
1回目(6/22)
2回目(7/6)
トレーナー&メンター陣のご尽力のお陰で、高い満足度を達成できました!!
また、リーダブルコードのキッカケを掴むこと、仲間と書き読みの関係を作ることの達成度合いは下記の通りでした。
Q.勉強会を終えて、どのようなアクションをしようと思いますか? ※選択式 / 複数選択可
1回目(6/22)
2回目(7/6)
色々な選択肢を用意しましたが、一つ以上のOSSのコードを読む、身近な人々とコードを読むという習慣を作る、といったものが上位にあがり、狙い通り、リーダブルコード実践へのキッカケになったと考えています。
ただし、今日仲間になった方々とコードを読むいう点ではちょっとこちらの狙いが外れているところがあるので、改善の余地があります。
あわせて、以下、定性的なコメントもアンケートで頂いていたので、改善点を中心に挙げてみました。
特に1回目で目立ったのが、GitHubの問題でした。(1回目からGitHubは別でフォローしておいた方が良かったと反省)
Q.本日の勉強会の感想や、具体的にコメントしたいことなど、ご自由にご入力下さい。
<Git関連のコメント -1回目->
・課題の内容が少しわかりづらかった もっとgitを勉強したいと感じた。
・一番苦戦したのは,Github へ pull request の仕方,push の仕方,など. コードを書く以前の段階が一番大変だった.
・最初のgithubの使い方のところは、操作手順を具体的に示したものがあるとスムーズだったと思います。
・git,eclipse関連の本質的でない部分で少し躓いてしまったのが残念でした。
→2回目は開催前にGitHubでやることなどをご案内したところ、特にコメントとしては出ませんでした!
<改善に関するコメント>
・参加者の最後の感想のまとめにおいて、(中略) 改善案にフォーカスを絞った方がよかったような気がします。
・なんか全体的に物足りなかったです。 もっとバンバンどこがよくてどこがだめで、みたいなのをレビューされる会だと想ってました。
・あの課題の流れだとOO言語はつらい気がします
・コードを書く部分は宿題にしてもらうともっと「何がリーダブルか考える」ことにフォーカスできて良かったかもしれません。
・もう少し前半(Changeする前)の時間を多くとった方が読むと書くの両方がいい時間配分でできたかも。
・各班の発表の際にリーダブルコードとの対応があればよかったかなと思う
・勉強会の目的、だけでなく、主催側の目的(リクルーティング等)も明示してほしかった
・ピザがいいです。
・メンターの方々に「自分ならこうする」というようなアドバイスをもっと頂けたら良かったのではないかと思います
・ある程度リーダブルコードに集中できるように仕様は固定してしまっても良かったと想う。
・他の人のコードを継続して書くというのは今までなくてよい経験になったが、個人的にはコードを書いてメンターの方々に見てもらう、的なものの方が良かったかもしれない
(→やはりコードレビューのご要望が多く、メンターによるコードレビューを2日目の懇親会でやってみました!!)
<ご飯系のコメント>
・ランチおいしかったです。
・楽しかったです。ごちそうさまでした。
<良かった! や気づき系のコメント>
・おいしいご飯が食べられて嬉しかったです。 プログラミングコンテストなどでは,難しい問題をいかに早く解くか,が課題になりますが,比較的簡単な課題であっても,時間制約と「読みやすさ」という目標がある状況では,かなり頭を働かせないと満足なものができないと感じました。 他人のコードを読んだり,読まれたりする,という状況が半ば強制的に与えられるのは,リーダブルコードを書く上でとてもよい練習になるということが肌で感じられました。
・短い時間の中でコードを実装しながらも,リーダブルなコードを実現するというのはとても難しいということを改めて実感した。 しかし,リーダブルなコードは可読性だけではなく機能的にも優秀になるということを肝に命じて、面倒くさがらずにリーダブルなコードを目指していきたい。
(など、他40コ以上のステキでうれしいコメントを頂きました!! うれしい!!)
冒頭に挙げた、主催者目線での2. 3. の達成度ならびに勉強会の狙い(1)(2)、どちらとも半分は達成できて、半分は達成できなかったなぁと思いますが、トレーナー&メンター陣の力だけでなく、ご参加頂いた学生の皆さまが非常に優秀でかつ熱心だったので、勉強会の本旨は達成できたと思っています!!
■ご参加いただいた方の参加レポート
最後にご参加頂いた方がブログに参加レポートを書いてくださったので、下記に紹介します。
#もし他に書かれた方がいらっしゃれば、ぜひご連絡下さい!
・リーダーブルコード勉強会に参加してきた - jabropt.com
・リーダブルコード勉強会に参加してきて知見を深めてきた - Labo Memo
・リーダブルコード勉強会に参加してきました - あーあーそのー
<補足: 勉強会の写真アルバム>
https://www.facebook.com/seplus.sezemi/photos_stream?tab=photos_albums
というわけで、テクニカルな勉強会の内容や課題はクリアコード様に開催レポートを出して頂いたので、こちらでは主催者目線での開催レポートとなりました。
以上、今年はじめて開催した勉強会でしたが、トレーナーとなって頂いたクリアコード様、スポンサーの楽天様、DeNA様、クックパッド様のご協力のもと、盛況に終了できたと思っております。
本当にありがとうございました!!
また、休日の日曜にも関わらず、ご参加いただいた皆さま、本当にありがとうございました!!
参加された皆さんが引き続き、リーダブルコードを実践し、今後、この夏のインターンなどで企業の先輩エンジニアに驚きを与え、皆さんの書いたコードの評価が高まること、また他の学生エンジニアの方には、よいお手本になることを願っています!!
プログラミングが好きな学生のためのリーン・スタートアップ勉強会を開催します! (2)
(前回の (1) の続き)
では、勉強会では実際、どんなことを行うのか、引き続き、Wantedlyのテンプレをなぞりながら、ご案内します。
■どうやってやるのか
・アイデアソン形式で実施
リーン・スタートアップの勉強会では、読書会をしながら事例紹介を行う、実際に集まった参加者でチームを組んで開発する、など様々なアプローチで実施されています。
今回の勉強会では、実際にMVPの開発まで踏み込むと、夏休みなどある程度、時間があるときに実施する必要があり、インターンの準備にならない(実はこれがポイント)ため、2日間の短期間で、しかもチームでやってみて欲しいという思いから、ゴールを「チームでプロトタイプ(*)を開発する」というものにしました。
(*)ここで言うプロトタイプとは、デザイン思考の文脈で使われるプロトタイプを指します
(*)参照: 「デザイン思考 その8 −プロトタイプ−」 | 株式会社オージス総研
また、折角、苦労した作ったプロトタイプは、やはり何らかアウトプットして頂く方がよいと言うことと、Demo or Die. (*) という考え方にもある通り、デモ&審査という方式が、そのプロトタイプをさらに成長させると考え、アイデアソン形式で実施することとしました。
(*)参照 Demo or Die. - 未来のいつか/hyoshiokの日記
■こんなことやります
・「アイデアのつくり方」を先読みキャンペーンにしてアイデアを作ろう!
リーン・スタートアップでは残念ながら、アイデアを生み出すということはカバーしていません。
そこで思い出したのが、知り合いのKMDの院生の方から教えてもらった、この「アイデアのつくり方」でした。
★なんと初版(1988.4)から数えて66刷り(2014.2)
- 作者: ジェームス W.ヤング,竹内均,今井茂雄
- 出版社/メーカー: 阪急コミュニケーションズ
- 発売日: 1988/04/08
- メディア: 単行本
- 購入: 91人 クリック: 1,126回
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大変読みやすく、帯にあるとおり、本当に60分で読めるもので、今までの経験上、腹落ちすることが多く、これを先読みキャンペーンとしてプレゼントし、事前に読んで頂くことと、テーマを先に発表することで、参加時に「アイデア」を作って、持ってきやすい環境を作ろうと考えました。
・テーマは「ウェアラブル端末 × ◯◯◯」
新しいアプリ、サービスをテーマにしたアイデアソンでも良いのですが、そこはやはり、来月8月に、Wearable Gadget Partty と銘打ったハッカソン(分散5日間開催)を開催するので、折角ですから、ワクワクしやすく、アイデアも発散しやすいということで、ウェアラブル端末をテーマにしようと考えました。
トレーナーの志賀さんに相談すると、2つ返事で「面白い、やろう!」となったのですが、そこでさらに、志賀さんからナイスなご提案をいただきました。
それはリーン・スタートアップを体験する上で、一番重要なのはフィードバックループを回すということなので、比較的、学生の皆さんに馴染みのある分野でスコープを限定すると、検証しやすく、なおかつ、アイデアも生みやすくなるというものでした!
リーダブルコード勉強会でも須藤さんのアイデアと工夫に助けられましたが、今回も引き続きです。
本当にありがとうございます。
そこで、今回は下記のような3分野をテーマとしました。
・ウェアラブル端末 × スポーツ
・ウェアラブル端末 × 大学教育
・ウェアラブル端末 × 家族
ここで直感として、何かアイデアが出たなら、ぜひぜひ勉強会でお会いしましょうw
ちなみに、ウェアラブル端末は性質上、UIはリッチにしにくく、むしろUXの方が重要だと、個人的には考えています。
今回、発表いただくプロトタイプの形式は、このUXをデモ頂きやすいよう、工夫しています。
というわけで、非常に便利なテンプレにしたがい、勉強会の内容をご紹介させて頂きました!
もし、ご質問やもっとこうした方がいいよなどあれば、コメント下さいませ!!
プログラミングが好きな学生の方はもちろん、プロダクト開発に興味がある学生の方、スタートアップで働いてみたい(働いている)学生の方、特にUXには女性の眼が効きやすいので女子学生の方などなど、多種多様な個性が新しいアイデアを創発しますので、ぜひぜひ色々な方のお申込お待ちしております!!
では、7/26と27は、四谷三丁目(予定)で会いましょう!!
>IT企業の皆さま
ランチ&会場スポンサーならびにアイデアを審査する企業様を募集中です!!!!
もしご興味いただけましたら、お気軽にぜひお声掛け下さいませ!!
プログラミングが好きな学生のためのリーン・スタートアップ勉強会を開催します! (1)
まず前回の リーダブルコード勉強会 はお陰様でご好評頂き、当初の予想を超える人数の方に申込いただき、日程を追加するまでになりました。本当にありがとうございました!!
7/6(日)の追加日程をもち開催終了となりますので、謝辞を含め、後日改めて開催レポートを掲載します。
さて、今回は学生向け勉強会/ハッカソンの第2弾として、
「プログラミングが好きな学生のためのリーン・スタートアップ勉強会」を開催することとなり、本日7/2よりご案内&申込ページをオープンしました!
今回は上記ページのサブエントリーとして、この勉強会の内容を、Wantedlyのテンプレをなぞりながら、補足します。(Wantedlyのテンプレは本当に便利)
#予想以上にボリュームがあったので、ここでは「なにをやるのか」と「なぜやるのか」を記載
■なにをやるのか
・リーン・スタートアップを実際やってみる!
多くのIT企業のプロダクト開発で用いられているリーン・スタートアップの手法を、座学ではなく、実際のやってみる勉強会で、トレーナーのレクチャーを受けながら、チームを組んで、アイデアを生み出し、実際に外に出て調査するという一連のフィードバックループを回して、最終的にプロトタイプを開発&発表していただきます。
ただ、スタートアップと聞くと、どうしても起業をイメージしがちですが、現在のITにおけるプロダクト開発は、このリーン・スタートアップがベースとなっているケースが多く、あくまでも新しいプロダクト(アプリやサービス)の開発に興味がある、やってみたいと思っている方が対象となります。
(もちろん起業をお考えの学生の方も!)
■なぜやるのか
・リーダブルコード勉強会に申込頂いた学生のうち、リーン・スタートアップ勉強会に興味ありと回答した学生は 42.3%
学生時代では経験しにくいチームでの活動、開発を体験してもらうことも目的としていますが、特に、プログラミングが好きな学生の方の傾向として、技術には興味があるが、ビジネスにはあまり興味が無いということが背景にあります。
(上記の42.3%はリーダブルコード勉強会申込者(71名)の回答[選択式]から抽出)
ちなみに、当日の実践図書としてプレゼントするRunning Leanの解説では下記のように記されています。
Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)
- 作者: アッシュ・マウリャ,渡辺千賀,エリック・リース,角征典
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2012/12/21
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 3人 クリック: 14回
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「解説」 (渡辺千賀) より引用
”実際にこの本を読んでみようと思う人には「ITでの起業に興味があり、ビジネスやマーケティングについていろいろ学んで来た人」が多いだろう。この文章を読んでいる時点で既にそのフィルタがかかっているわけで、「ビジネスに興味が無いソフトウェアエンジニア」に向けたメッセージは無意味かもしれない。が、しかし、「オライリーだからちょっと読んでみるか」というコーダーの方がいると素晴らしい。"
まさしく、「リーダブルコード勉強会を開催したSEゼミだから参加してみるか」となれば、いいなぁと思う次第であります。はい、オライリー様に畏れ多いですね。申し訳ありません。
実際、学生の方は最新動向に詳しく、継続的デリバリ、DevOps、CI、Immutable Infrastructure、インフラCIなどの文脈は理解し、やってみている方もいらっしゃり、現にリーダブルコード勉強会で「Jenkinsおじさんが吠える」というネタで笑いが起きるなど、非常に皆さん、技術に対しては知識と経験が豊かでした。
その一方で、その文脈ではセットにして語られるケースが多い「リーン・スタートアップ」には、あまり引きが少ない。。
(セットで語られた例はこちら)
もちろん、このリーン・スタートアップ勉強会では先の解説にあったような、ITのビジネスやマーケティングに興味がある学生やクリエイティブなエンジニアを目指す学生にも参加して頂きたいのですが、
ここは貪欲に、
プログラミングが好きな学生の方にも参加頂き、その手の早さ、高い問題解決能力、拡張性に優れた美しいコードを書ける能力を、ぜひプロダクトの継続的デプロイに活かして頂きたいと思っております!
(それがタイトルの「プログラミングが好きな」というものに繋がります)
という訳で、次の、
■どうやってやるのか
■こんなことやります
デブサミ2014アワード授賞式<大会とリーダブルコード翻訳者 角 征典さんからプログラミング好きな学生へメッセージを頂きました!!
一昨日5/27に デブサミ2014アワード授賞式&LT大会 : ATND に参加してきました!!
単純に毎年 デブサミ が開催される2月中旬に社員旅行があるという常により,いつも指をくわえていた口なのですが,今回はそのアワード授賞式に外部参加もOKとのことだったので,せめて,そのスピーカーの方々の貴重なLTを伺いたいと思っての参加です.
予想に違わぬ,非常に面白いLTの連続で,
・【ベストスピーカー賞】第1位:庄司 嘉織 様
のLTでは,謝辞の演出がサイコーにオモシロとかですね,ベストスピーカーを狙って取るという,金メダルを目指すような尋常じゃない覚悟を伺ったり,
・【ベストスピーカー賞】第2位:関口 亮一 様
のLTでは,途中「集合研修は思考停止なのでは?」というスライドでドキドキし,またその後,懇親会でお話出来て,ものすごく研修屋として感銘を受けながら反省し,
★ベストバリュー賞(満足度総合1位)津田 義史 様(公募セッション満足度1位)
のLTでは,サブリミナルな(露骨なw)宣伝テクを学んだり,
と、いろいろなLTを伺って,今後マネしたい欲求に駆られました!
#ちなみにドラを叩いてた "おだんみつ" さんって知らなかった..
IT業界で密かに話題…エンジニアに萌えるお姉さん『おだんみつ』って誰? - NAVER まとめ
そして,
★ベストバリュー賞(満足度総合1位)
角 征典 様
リーダブルコード翻訳者の角さんとお会いできて,はじめてご挨拶させて頂きました!!
今回の勉強会のトレーナー・須藤さん(リーダブルコード解説執筆)をご紹介頂いた御礼を申し上げ,そして,なんと本にサインも頂きました!!! ドヤッ) (冒頭写真)
うれしすぎる..
さらに,今回の勉強会に参加するプログラミングが好きな学生のみなさまに,厚かましくもアドバイスやメッセージをお願いしたところ,ご快諾いただけました!!
後日 (明日5/30の予定) Webページで掲載されますので,書籍の訳者まえがき,特に島本和彦さんのくだりをご参照の上,楽しみにしてお待ち下さいませ!
角さん,本当にありがとうございました!!
また,改めて,エンジニアの方々の前向きさやコミットすることの覚悟を伺えて,エンジニアではないのに身が引き締まる感じです.ちゃんとコミットするぞ.
デブサミ運営事務局のみなさま,貴重な機会をありがとうございました!!
...来年はせめて1月に(ry
学生のためのリーダブルコード勉強会 満員御礼 & 追加開催決定!!! (得意言語ランキングもあります)
6/22 開催分 満員御礼 と 7/6(日) 追加開催します!!
おかげさまで,プログラミングが好きな学生のためのリーダブルコード勉強会の6/22開催分は 満員御礼 となりました!!
お申込頂いたプログラミングが好きな学生の皆さま,お申込誠にありがとうございました!! 厚く御礼申し上げます m(_ _) m
そして,追加日程も確定しました!!!
7/6(日) 10:00~17:30 です!
さらに! 特報!!
引き続き,会場&ランチスポンサーはクックパッドさまにご快諾いただき,美麗オフィスで無料ランチを頂きながら学習できる,本当に贅沢な学習環境もそのままです!
クックパッドさま,本当にありがとうございます!!
まだ勉強会の申込がお済みでない,プログラミングが好きな学生の皆さま,7/6(日)は高輪台でお会いしましょう!!
ちなみに,先読みリーダブルコードキャンペーンは 5/25 で終了ですが,追加開催記念で延長するかどうか,検討したいと思います!
PGが好きな学生の得意言語ランキング 更新!
【PGが好きな学生の得意言語ランキング-途中経過-】5/23 13時時点
*リーダブルコード勉強会申込者から集計
1位 Java
2位 Ruby
3位 Python
4位 C
5位 C++
#先読みリーダブルコード pic.twitter.com/rqRPSQ2pdd
— SEゼミ運営事務局 (@sezemi_seplus) May 23, 2014
プログラミングの王道,Java , C , C++ が躍進した途中結果となりました!!
Pythonも単独3位にランクアップし,引き続き,Ruby とともに挽回なるか?
次週はどうなるか,公式アカウント はこちらです!
プログラミングが好きな学生の得意言語ランキングを集計していて気付いたこと
【PGが好きな学生の得意言語ランキング-途中経過-】5/16 13時時点
*リーダブルコード勉強会申込者から集計
1位 Ruby
2位 Java
3位 Objective-C
4位 Python / C++
#先読みリーダブルコード pic.twitter.com/2369PcluRK
— SEゼミ運営事務局 (@sezemi_seplus) May 16, 2014
現在も絶賛募集中のプログラミングが好きな学生のためのリーダブルコード勉強会ですが,特定の開発言語によった内容ではなく,共通の演習課題をもとに,色々な言語でリーダブルコードを実践できるよう,工夫しています!!
#クリアコード様にて当日の進め方や課題内容の詳細を更新頂きました
学生向けリーダブルコード勉強会の参加者募集を開始 - ククログ(2014-05-14)
そこで,勉強会申込時に得意言語を順番に3つ選んで頂いているのですが,それを途中集計したのが,今回のランキングです.
#開発言語は PHP/Perl/Ruby/Python/Node.js/Java/C/C++/その他(記入式) より選択
#1番目を3点,2番目を2点,3番目を1点としてスコアリング
#SEゼミのFacebookページではもう少し詳細なスコアも載せていますので,ぜひそちらもご覧下さい.
なお写真は翔泳社の人気の「逆引き」シリーズで,ちょっとだけ宣伝し (ry
さて,前置きが長くなりましたが,ランキングは発表の通りなので,ここではその集計中(5/16現在)に気付いたことを幾つか記載します.
1. 得意言語が2つある学生が88.5% / 3つ以上ある学生が61.5%
特になしという選択肢も用意しているのですが,プログラミング好き学生らしく9割近い方が2つ目以降も言語を選択されていました.さすがです!
ちなみに,今のところ,マイナーな言語を選びすぎ,当日に最低限ペアリング出来ない,ぼっちコーディングという事態はありません!
開催側としてはホッとしています!!!!
(今のところ,Ruby / Java / Python / Objective-C / C++ でグループ出来そうです)
2.得意言語を1つしか挙げてらっしゃらない方の多くはRubyを選択
つまり,CやJavaではなく,はじめて触った言語がRubyである可能性が高いということになります.
Ruby on Rails の影響が強いのではと思っていますが,それにしても研修屋さんからすると驚きです.
#数年するとPythonやJavaScriptも出てくると思いますが
3. Cも根強く6位にランキング
2.とはまた違った傾向ですが,4位タイのPytton / C++(12点) に次いで C がスコア10点でランクイン.恐らく,Cからプログラミングを始めた方が多いことの裏付けになるのではと考えています.
4. PHP / Perl は少なめ
現場でシャアのある言語が選ばれておらず,このまま進むと新人研修時に企業ならびに学生の方々には学習コストが発生するかも知れません.
以上,気付いたことを幾つか挙げつつ,まだ募集は続けていますので,今後ランキングは変動し,傾向が変わるかも知れません.
もしかすると,Phytonistaの逆襲があるかも!?
ちなみに,今のペースが継続すると,定員をオーバーする可能性が高く,開催側としては非常にうれしい悲鳴でかつ,悩ましい局面を迎えますが,もっとリーダブルコードが広がるのは良いことと割り切り,追加開催したいと思う一方,他の日程の会場はどこだろう,ちょっと不公平感が広がるとやだなーと思い,他にも会場&ランチスポンサーとして名乗りを挙げ (ry
はい,では,引き続き,プログラミングが好きな学生の皆さま,お申込みお待ちしております!!!!!