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SEゼミをやったら♥OSSになった

学生向けに勉強会や開発イベントを開催していたら、♥OSSになった人がやったことや思ったことなどを書くことにしました

OSS Hack 4 Beginners / Weekendを開催しました!

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去る 6/27 にOSS Hack 4 Beginnersという勉強会と,7/11-12にOSS Hack Weekendというイベントを開催しました!
すでに両イベントともクリアコードさんよりレポートいただいていますので,それに重複するところは割愛しながら,どんなことをやったのか紹介したいと思います.

SEゼミ2015 - OSS Hack 4 Beginnersを開催 #sezemi - ククログ(2015-07-02)

SEゼミ2015のコンテンツ作成と進行をしてわかったこと #sezemi - ククログ(2015-07-14)

なお,このエントリーはログを残すことと各方面に大感謝を申し上げる目的と,次回以降参加する方や,参加できなかった方の参考になればという目的で書いています. 

OSS Hack 4 Beginners(勉強会)

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誰が参加したのか

はじめてOSS開発に取り組もうとする31名(出席率74%)の学生の方が参加されました!!

GitHub勉強会の開催前までは申込が20名程度しかいない状態で,学生の方々にとってOSS開発は漠然と敷居が高く感じているのかなぁと思っていたのですが,これまでの勉強会が支持されたこともあって,参加人数は増えました!(ホッ)

また今回もメンターには21名の方にご参加頂いたのですが,いわゆる著名なOSS作者,コミッタ,エンジニアが会場内に沢山いる状態でした.
あわせて,ククログ 07/02 にもある通り,そんなOSS開発者がいないと成立しない内容でした.(来年もぜひ来ていただきたい...)

また,このシリーズにメッセージをお寄せ頂いた 笹田耕一 (ko1)さんも見学にお越しいただけました!

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何をやったのか

実は,当日のプログラムは開催10日前に変更されました.サイトのスケジュールをご覧頂くと,お気付きになると思いますが,コードベースでのコントリビュートまで含めていました.

その一方で,獏としたOSS開発の敷居の高さを解消する必要があり,須藤さんのご提案で,とにかく1つの方法だけをやってみて自信をつけてもらう(不安を取り除く) という目的にシフトし,ドキュメント改善に絞った内容になりました.

実際,その成果としてPull Requestが3件出て,間近にいたOSS作者/コミッタにより,それがmergeされたり,Issue登録したものが改善されたりと,自身のアクションで改善されていく様が間近に感じられ,もっとやってみたいという面白さに繋がったのではと思っています.

そして,これが続く,OSS Hack Weekend で野生のOSSに対しても物怖じ無く,Pull Requestが大量に出るという成果に繋がりました!

もちろん,勉強会のプログラム変更により,期待とは異なってしまった方もいらっしゃったのですが,今回はOSS Hack Weekendもスグに開催されるという後ろ盾があったので,目をつぶってもらった形となりました.(申し訳ありませんでした...)

結果,これまでのリーダブルコード/GitHubを上回る 9.0点 / 10点満点 という参加満足度をいただけました!!

◆詳細なアンケート結果 (参加31名中29名が回答)
SEゼミ|OSS Hack 4 Beginners 2015 参加アンケート 

どこでやったのか

4Beginnersでは pixiv さんに会場をお借りし,さらにランチもご馳走いただけました!

また,さらには懇親会にて pixivさんのオフィスの象徴の一つでもある絵馬を書いて飾ってもらえるという特典までついてきました!!

pixivさん本当にありがとうございました!!!!

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OSS Hack Weekend

誰が参加したのか

4 Beginners同様,当初低調だった申込も,4 Beginnersでの成功体験と直前に開催された リーダブルコード勉強会 in 筑波 でランチ&ピザスポンサーをしたこともあり,41名の学生にご参加(出席率87.2%) いただけました!

また今回は過去の勉強会を上回る,30名ものメンターにご参加いただけました!(直前にCosylabさまが参画され,本イベントに協賛するOSS開発推進企業は15社となりました!)

どこでやったのか

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リーダブルコード勉強会と同じくフリークアウトさんに会場をお借りし,またリーダブルコード勉強会同様に,2日間分の参加者全員のお弁当を振る舞っていただけました!!!
実はフリークアウトさんには企画をお話したときから,「全日程でヒルズガレージを使って良いですよ」という粋な申し出を頂いていて,もう感謝しかありません..

何をやったのか

野生のOSS(4Beginnersはメンターが関わっているOSSを指定)に対してPull Request(PR)を出すなかで,OSS開発を楽しむことを目的として(イベント後もOSS開発が継続することを願って),プログラムされました.

(ゲーム要素を取り入れ,PRを出すとネームプレートに★のシールが貼られ,Tシャツがもらえる特典をつけました)

そのプログラムの紹介の前に,開催前週の準備の時点から須藤さんやメンターの皆さまにご協力頂き,Slack上で,個々の学生の方が希望するOSSをもとに対象を決めていきました.
そのやりとりの中でも,

 須藤「ちょっと選んだOSSは敷居が高いけど,やりたい気があれば全力でサポートします!」
 学生「やります! チャレンジさせてください!」
 須藤「はい、がんばりましょう!」
 一同「拍手」

という宣言が随所であり,運営としては胸熱なやりとりが行われていました.

そして,当日を迎え,まず1日目の午前中に,4Beginnersと同様,まず動かして気付いたことを作業ログに残しながら,そのログをもとにメンターにフィードバックをもらうということをやってみました.

この作業ログにより,メンターは,直接見ていない方でもアドバイスを送るということができました.

この一連の流れを体験した上で,1日目の午後からコントリビュート開始となりました.

とりわけ,メンターの方のサポートが厚く(AND 熱く),随所でマンツーマンの相談が行われ,PRが出るたび,Slack上ではくす玉が割られたり,花束や画面いっぱいのLGTM画像が贈られていました!
(メンターの方々も2日間楽しんでコントリビュート活動をされてたので,楽しんで頂いたように感じています)

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また,この2日間でメンターが(これは伝えたいという気持ちが)高まったら催されるミニガイド(Tipsなどの紹介)も開催され,それを聞きたい方が別室に集まり受講されました.(いずれも満員)このミニガイドは期間中5名のメンターの方々に実施頂きました!!!

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そして1日目の終わり17時から 作業ログをもとにしたメンターからのフィードバック をもらい,最後のプチ懇親会で,PR出した方への特典Tシャツを授与し,1日目は終了しました.

2日目は1日目のフィードバックからコントリビュート活動を再開し,1日目と同様に随時メンターへの相談とフィードバック,ミニガイドが行われ,16時をもって活動は終了しました.

そして最後に,メンターの方から印象に残ったPRを紹介し,Tシャツの授与が行われ,須藤さんより最後のまとめをいただき,無事にフィナーレを迎えました.

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結果

驚くべきことに,1日目の午後早々にPRを出す方々が現れ,1日目トータルで14名の方がPRを出されました!(4Beginners参加者がそのうち7名!)

その流れは2日目以降も続き,午前中のうちにmergeが5件も出るほか,順調にPRが出続け,2日間トータルで39名の方がPRを出す / MLにパッチ送る / Issueをたてる など好きなOSSにコントリビュートされ,そして,そのうち本日7/16時点で(目視で)15件mergeされています!!

なお,参加頂いた方々の激闘の証となる作業ログは,Issues · clear-code/sezemi-2015 · GitHub  にまとまっていますので,残念ながら,今回のイベントに参加出来なかった学生の方や,OSS開発に興味をもった学生の方は,同世代の彼ら彼女達の作業ログが参考になると思います! (メンターの方々のコメントも手厚く勉強になります!!)

そして,結果として,9.1点 / 10点満点 と4Beginnersを上回る最高の参加満足度となりました!

あわせてOSS開発の楽しさを10段階で評価すると?」という質問に対しては,8.6 / 10段階  と今後の継続が期待できる結果となりました!

◆詳細なアンケート結果 (参加41名中38名が回答)
SEゼミ|OSS Hack Weekend 2015 参加アンケート

◆感想(上記の結果より抜粋)

OSSコントリビュートに対して感じていた高いハードルを下げられる良い機会になりました。 リーダブルコード勉強会から継続的にOSSを意識するきっかけを提供してもらえたのも良かったです。

この2日間で、自分が普段使っているOSSにPRを送ることができ、貴重な体験ができました。 今までできると思っていなかったようなことが、できるようになって、未来が開けたように思えたので、今後もOSSコントリビュートができたらいいなと思います。

長らくコントリビュートしてみたいと思っていたOSSの問題を見つけることができて一皮むけた感じがします。 ありがとうございました。 

実際に来てみたらメンターの方も沢山いて、わからないところがあればとても丁寧に教えていただけるという、OSS開発を初めて行う人にとって素晴らしいイベントだったのですが、「OSS開発」という言葉だけで参加のハードルが上がっているのが勿体ないと思いました。 

まとめ

OSS Hack 4 Beginnersという勉強会で,OSS作者/コミッタ/コントリビュータが21名も集まるという稀有な機会を活かし,OSS関係者と対面しながら「コントリビュート活動をする」ことで不安を取り除くことができ,参加学生にOSS開発の面白さに気付いていただけました.

続く,OSS Hack Weekendでも,4Beginnersで得た自信と,30名ものOSS開発者がメンターとなり手厚くサポートした結果,2日間で参加者の95%にあたる39名もの学生がOSSにコントリビュートするという,当初予想を大きく上回る成果がでました.

御礼

ご参加いただいた学生の皆さま,ありがとうございました!
皆さんの今後のご活躍により,学生のOSS開発が広がることを切に願っております!(merge報告もお待ちしております!!)

また,その学生のOSS開発はじめの一歩を,全力でかつ,手厚くご支援いただいたメンターの皆さま,そして効果が未知数な状態でイベントへの参画をご決定いただいた採用ご担当の皆さま,そして筑波から快く運営を手伝っていただいた学生サポーターの皆さん,本当にありがとうございました!!!

改めて,この勉強会/イベントを振り返るエントリーを書きますが,まずは御礼とご報告まで.
ビッグサンキュー!!!!

 

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