ウェアラブルガジェットパーティというGoogle Glassなどウェアラブル端末を使ったアプリコンテストを開催しました!
レポートが遅くなりましたが,10/11より2週間の期間で,Google GlassやG Watchを使ったアプリを開発する学生向けコンテストを開催しました!
このアプリコンテストは,Google GlassやG Watchを開発会場に常設し,土日や平日夜間を使って,個人エントリーの方やチームを組んだ皆さんが思い思いの進捗で開発され,最終日10/26 のDemo Dayでデモを中心に披露し,それを審査するという流れで進めました.
・賞品写真: Google Glass / Moto360 / G Watch / Moff / Leap Motion / ChromeCast
・開発風景
コンテスト結果
その結果がこちらです!
SEゼミ | GoogleGLASSなど新しい領域にチャレンジしたい学生エンジニアのためのハッカソン,ウェアラブルガジェットパーティ
DEMOの様子
Demo Dayでは開発知見が殆ど無く,Glass Developerのサイト通りコードを書いてもエラー吐く,インスコもできない,音声コマンドが通らない,などなどの闇があったにも関わらず,いずれもレベルの高い仕上がりのデモが披露されました!!
GlassのViewFinderで表示される画像から指で指定した範囲の写真の撮影ができる「In My Hand」のデモ
Glassで認識した家電を音声とタップで操作「Glassで家電を操作してみた」
アプリをインストールしている方が近づくと振動し,画面色で気持ちがわかる「QI Watch」
手をかざした対象の色を認識し,照明がその対象色に近い色に変わる「Color Picker G」
教師が予め設定した質問を音声コマンドで出題でき,そのコメントデータがニコ動風にGlassのディスプレイに表示されるTA Glass (画像はCromeCastでミラー画面を転送したもの)
期間中に初めてOpenCVにチャレンジし実装する方もいれば,リーン・スタートアップよろしくValidationするチームもいれば,ECHONET Liteというプロトコルを使って家電を操作にチャレンジする人もいるなど,間に合うかどうか心配する一方で,本当に野心的に開発されておられ,そのレベルの高さに脱帽してました‥
#スポンサーからは全員採用したいとのお声が上がるほど
個人的には教室の「?」を可視化するTA Glassや,パーティやクラブで異性の気持ちがわかるQI Watchが欲しいなぁ.
今後GlassやWatchのアプリ開発に挑戦するエンジニアの方向け知見
参加した学生の方から寄せられたGoogle GlassやAndroid Wearのアプリ開発に取り組むエンジニア向けの知見は下記の通りです.(2014年10月現在)
・基本的にはスマートフォンと同じであるが、ボイスコントロールなど特有なことが大変かもしれません。マニフェスト記述漏れとか細かなミスともあるので、気をつけてください
・Glassの処理能力、プロセスの切り方
・意外とwatchは制限が辛いっす
・はじめにそのウェアラブル端末で使える機能などを調べつつアイデア形成を進めていった方が良い。
・実機は必要
・GlassはEmulatorないけど端末でデバッグできるよ
・まだウェアラブルデバイスの開発環境は初期段階で未来的で高度なアプリはリソース的に厳しい.簡単に開発できて計算コストが少ないアプリならいいかも.そしてみんなウェアラブルデバイスを使う日がくるのか!?
・はじめてAndroid開発される方いたらこの本オススメです!ほんとわかりやすいです!
はじめてのAndroidアプリ開発―Android4対応版 (TECHNICAL MASTER)
- 作者: 山田祥寛
- 出版社/メーカー: 秀和システム
- 発売日: 2012/11
- メディア: 単行本
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スクラム勉強会も開催
また期間中は,チーム開発に取り組む方向けに,SCRUM BOOT CAMP THE BOOK 著者の西村直人(@nawoto)さんをお招きし,短期開発に効くスクラム勉強会を開催しました!
ポスター制作を通じて,何を作るのか,何がユーザーに響くのかをチームで共有する演習や,小さくとも動くものを作り開発を進めるやり方をマシュマロチャレンジで実際にやって頂きました.
#西村さん,ありがとうございました!!
まとめ
・Google Glass / G Watchを使ったWGPというアプリコンテストを10/11~10/26で開催しました
・OpenCVを使ったアプリが3組も発表されるなどレベルの高いデモが披露されました
・未知の領域の開発はそれなりに闇もあるけど,楽しいよ
・アジャイルな開発はコンテストやハッカソンでも使えるよ
開催話側としては,ウェアラブルという未知の領域で,知見をみんなで共有し,ワイワイガヤガヤ開発していたのが心に残る風景でした!
ご参加頂いた皆さま,あわせて本コンテストと6月から続いた全勉強会にスポンサーいただいた楽天様,本当にありがとうございました!!
また来年2015年3月にSEゼミ 2014 Winter として,勉強会やコンテストなど開催しますので,引き続き,ご愛顧のほど,よろしくお願いします!!